2月25日のフランスの夜のニュースでは、こんなニュースが次々と流れていた。
”クリスチャン・ディオールのデザイナー、ジョン・ガリアーノが逮捕。今は釈放されたが、来週金曜日に予定されているショーも危ぶまれている。・・・”
えっ、と思った私は早速ネットでこのニュースのことをチェック。
するとあちらこちらに詳細を載せた記事がみつかった。
そのひとつによると、
”デザイナーJohn Galliano(ジョン・ガリアーノ)が、パリ時間で24日の夜に暴行容疑で逮捕されたとAFPが報じた。John Gallianoは既に釈放されているが、大手メゾン「Christian Dior(クリスチャンディオール)」クリエイティブ・ディレクターのスキャンダルに、パリで披露される予定のコレクションに暗雲が垂れ込めている。
AFPによると、パリ市内マレ地区でJohn Gallianoは、カフェテラスに座っていたカップルにいきなり近寄り、反ユダヤ的な暴言を浴びせたという。John Gallianoは警官に連行され、警察署の取り調べで飲酒していた事が判明。AFPは、パリ警察の調べに対してガリアーノが「なんでカップルにそんなことをしたのかは分からない」とコメントしたと伝えているが、他社メディアでは「ファッションウィークのストレス」と漏らしたとも報じられている。John Gallianoは警察で一泊した後、25日付けで釈放されている。
イギリスのジブラルタルに生まれたJohn Gallianoは現在50歳。1996年に「Christian Dior」のクリエイティブ・ディレクターに就任後は、豪華な演出・クリエイションで華やかなオートクチュールを披露し、常に脚光を浴びている。パリ・ファッションウィークの公式スケジュールによると、「Christian Dior」の2011-12年秋冬コレクションは3月4日14時30分(現地時間)にロダン美術館で発表が予定されている。
Fashionsnap.com World News 25/02/2011 より ”
そうジョン・ガリアーノは昨年惜しくも亡くなったアレキサンダー・マックイーンと同じ、ロンドンの名門校セントラル・セイント・マーチンズ美術学校の出身。
まさか、ガリアーノにこんなことが、と思うが、まだディオールはこの後のジョン・ガリアーノの進退を決めかねている、という。
でもかなりの量の酒のを飲んでいたので、本人も覚えてないというほど。
酒のせいということもあると思うので、そして大事なショーの前、かなりのストレスがあったとしても驚くことではない。
Racist(人種差別)的なassault(攻撃)は許されることではないと思うが、こんなことで、彼の偉大な才能を失うということは、ディオールにとっても(そして我々にとっても)、ビジネス的にもクリエイティブなサイドからも確実に大きな痛手となることであろう。
ディオールの会社としての寛大な対処をお願いしたいと願うばかりである。
ジョン・ガリアーノ。
前回の2011年春夏のショーでのガリアーノ。
これからガリアーノのこんなに素晴らしいコレクションが見れなくなったしまうのか!?
こんなことでジョンの才能を失うのは、あまりにも惜しい。
どうかディオールの寛大な対処を心からお願いしたい。
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